Massive Open Online Course (MOOC:モーク)新しい言葉だ. 「大規模オープンオンライン授業」とでも訳しておこう
MOOC では、超一流大学がこぞって人気教官の授業を無料オンライン化しています。前から、MIT のOpen Courseware などのオンラインコースはありましたが、現在授業公開ペースは爆発的です。教科書さえ無料公開しているサイトも存在します。たとえば、Coursera が公開しているペンシルバニア大学のUlrich 教授のデジタルブックがこんなにすばらしいのに無料なんて驚異的です。
以下のベンチャー等でMOOC が始まっています Coursera はスタンフォードの教授がはじめて30校以上の超一流大学が授業を提供、EdX は Havard/MIT が始めた非営利ベンチャーです。
https://www.coursera.org/
https://www.edx.org/
https://www.udacity.com/
https://www.udemy.com/
MOOC の影響で現在アメリカにある大学 4,500校のうち半分が50年以内に無くなるとの予測*もあります mp3 やiPod がCDを潰したように、MOOCはBrick and Mortar 大学を破綻させるのでしょうか?
そう思う。いや、50年ではなく、もっと早いかも. . .
わたしなりに、アメリカ大学の近未来を予測してみます
- 当初は、超一流大学のブランドが市場を寡占
- 教育(授業)の産業革命が始まる
- 授業が流通する、教授/教育方法の選択/淘汰が進む
- 個人の台頭(スーザンボイルみたいな教授)
- 教育のコモディティー化が進む(iTune Uみたいな)
- 教育の国境/格差がなくなる(母国語に固守しなければ)
- MOOCは教育機関ではなく、コンテンツとして進化する
- 生き残る大学は、少数精鋭Residential 教育と専門研究の場だけ
- 少数精鋭のLiberal Art 教育 (教員数:学生数=1:10ぐらい)
- 寮生活を通じてのResidential 教育
- 専門研究を通じての教育
いまのままでは、日本に於いて
- 英語母国語化なしには、教育のガラパゴス化が進む
- 教育の産業革命に取り残される
- 国力は?
さて、日本でなにができるのでしょう?
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