2013-04-07

MOOCは爆発だ


Massive Open Online Course  (MOOC:モーク)新しい言葉だ. 「大規模オープンオンライン授業」とでも訳しておこう

MOOC では、超一流大学がこぞって人気教官の授業を無料オンライン化しています。前から、MIT のOpen Courseware などのオンラインコースはありましたが、現在授業公開ペースは爆発的です。教科書さえ無料公開しているサイトも存在します。たとえば、Coursera が公開しているペンシルバニア大学のUlrich 教授のデジタルブックがこんなにすばらしいのに無料なんて驚異的です。


以下のベンチャー等でMOOC が始まっています  Coursera はスタンフォードの教授がはじめて30校以上の超一流大学が授業を提供、EdX は Havard/MIT が始めた非営利ベンチャーです。


https://www.coursera.org/
https://www.edx.org/
https://www.udacity.com/
https://www.udemy.com/


MOOC の影響で現在アメリカにある大学 4,500校のうち半分が50年以内に無くなるとの予測*もあります mp3 やiPod がCDを潰したように、MOOCはBrick and Mortar 大学を破綻させるのでしょうか?

そう思う。いや、50年ではなく、もっと早いかも. . .

わたしなりに、アメリカ大学の近未来を予測してみます

  • 当初は、超一流大学のブランドが市場を寡占
  • 教育(授業)の産業革命が始まる
  • 授業が流通する、教授/教育方法の選択/淘汰が進む
  • 個人の台頭(スーザンボイルみたいな教授)
  • 教育のコモディティー化が進む(iTune Uみたいな)
  • 教育の国境/格差がなくなる(母国語に固守しなければ)
  • MOOCは教育機関ではなく、コンテンツとして進化する
  • 生き残る大学は、少数精鋭Residential 教育と専門研究の場だけ
    • 少数精鋭のLiberal Art 教育 (教員数:学生数=1:10ぐらい)
    • 寮生活を通じてのResidential 教育
    • 専門研究を通じての教育
いまのままでは、日本に於いて
  • 英語母国語化なしには、教育のガラパゴス化が進む
  • 教育の産業革命に取り残される 
  • 国力は?

さて、日本でなにができるのでしょう?




2013-03-19

Necessary Evil (必要悪)


最新のボーイング777-300ERのトイレドア内側に付いている灰皿。 1990年に喫煙が航空機で禁止されてから20年以上。  古い機体なら判るが、なぜ新造の機体に灰皿が付いているのか? 

FAA (連邦航空局)が灰皿の設置を強制しているのだ。灰皿がなければ、飛行機が飛べない。(再整備に3日間の猶予)

どうせ吸う奴は隠れて吸うし、その時に吸い殻をゴミ箱に捨てて火事になるより、灰皿で消した方が安全だという論理。

同じような論理がいろんな所で見受けられる。例えば Needle Exchange Program.  薬中毒者が使い古しの注射器を持参すれば、無料もしくは、安価に新しいものと交換してもらえる。使用済みの注射器を使い回しすれば、AIDS や肝炎などの感染が広がる。だったらどんどん新しい物を使わせようという論理。 WHO も推奨している

Necessary Evil(必要悪)というのだろうか? 皮肉にもヒロシマに原爆を落とした Enola Gayの僚機名もNecessary Evil。いわゆる日本人的感覚ではないかもしれない。

このNecessary Evilを肌で感じれば、なぜ銃規制がアメリカで進まないか理解できる。